折角なんで、ワンクリック「ポチっとな。」本日、明治神宮野球大会高校の部・決勝戦がありました。
新チーム発足以降、初めての全国大会。
勝ち上がってきたのは関西高校・仙台育英高校の両チーム。
今年も県大会からずっと関西高校の試合を見てきました。
県大会は「打線最悪。投手良し。守備まずまず」
中国大会は「打線好調。投手イマイチ。守備ダメダメ」
そして神宮大会「打線上昇気流。投手イマイチ。守備最悪」
野球は流れのスポーツ。
如何に自分達の流れにするか。如何に相手の流れにさせないか。
江浦監督は良くも悪くも選手を信じるタイプの指揮官。
ここまで勝ち抜いてきたメンバーを信じ、試合を運んでいったように思います。
試合序盤はそれがいい方向で進みます。
逢沢君の先頭打者アーチ。1,2番で取った2点目。ピンチを凌ぐエース。
しかし、3点目が取れない。不運な当たりがヒットになる。
このあたりから流れは一気に仙台育英側に傾きます。
「伝令をワンテンポ早く送り、間を取る」「二番手投手の肩を早めに作らせる」「調子の上がらない選手を早めに交代させる」
などの策を講じていれば、1イニング9失点というビッグイニングはなかったかもしれない。
これ、即ち、リスク管理を重要視しているか。というお話です。
(コレって野球だけの話じゃないかも)
最も信頼のおける選手をスタメンに。これは絶対に間違っていない。
しかし、「テンパッて地に足が着かない選手」「ミスを引きずり本来のプレーが出来ない選手」「波に乗れない選手」は
早めに交代してやるのも、ある意味、優しさだと思うのです。
ここに何度も書きましたが、育成力に関しては、全国トップクラス。
毎年、全国で戦えるだけの戦力を整える首脳陣には本当に感服しております。
けど、一発勝負のトーナメントに於いては、試合の流れを読み、予期しない事態への備えは絶対不可欠。
プロ野球のペナントレースのように、捨て試合はありません。
是非とも「ベンチメンバー18人の意味」を再考して頂きたいと思います。
恐らく、今日の試合後、選手たちは意気消沈し、悔しさよりも情けなさで一杯でしょう。
しかし、選球眼の素晴らしさ、抜群のミート力、機動力によるプレッシャー等々、
このチームは今までのチームにないものを持っています。
今日の課題を踏まえ、来春のセンバツまでの期間をどのように修正するのか。
技術だけでない部分。采配、リスク管理、メンタル面・・・そういった所を徹底的にみがきあげて欲しいとおもいます。
そして、悲願の全国制覇へ。
私も行きます。甲子園まで応援に。
必ず岡山に大優勝旗を持ち帰ろうじゃありませんか!
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